歯周病について - 歯周病とは –
歯周病はどんな病気?
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします。
しかし、痛みはほとんどの場合ありません。
そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。
歯周病の原因
歯周病の直接の原因は、歯磨きが充分でないときに歯の周りに着く汚れである歯垢(プラーク)に含まれる歯周病原菌といわれる細菌です。従って歯磨きの良くない人に歯周病は起こりやすくなります。この歯垢(プラーク)1mgの中には10億個の細菌が住みついていると言われ、主な歯周病原菌にはP.g.菌・A.a.菌・P.i.菌・B.f.菌・T.d.菌などが知られていますが、このほかにも数十種類もの細菌が歯周病との関連を疑われており、他の感染症のように1種類の細菌が感染して起こるようなものではないようです。
こんな症状はありませんか?
下記のチェック項目に当てはまると歯周病の可能性があります。
★または★★の場合、軽度の歯周病に感染している可能性があります。
★★★または★★★★の場合、歯周病が進行している可能性があります。
あなたは大丈夫ですか?
早期の検診と治療で、症状を改善しましょう。
歯周病の進行と症状
歯肉炎(LEVEL 1)
歯周ポケットが発生して、しだいに歯肉が炎症が発生してきます。
まだ、この時期であれば歯磨きで改善は可能です。
軽度歯周炎(LEVEL 2)
炎症はしだいにひどくなり、赤みがかかってきます。ここまで進行すると麻酔をして歯石除去をする治療が必要となってきます。
中度歯周炎(LEVEL 3)
ここまで進行してしまうと、歯肉は減退し歯根部分も侵されています。
最悪の場合は抜歯しなくてはならなくなります。
重度歯周炎(LEVEL 4)
歯槽骨が広く破壊され、歯がグラグラの状態です。
もはや抜歯をするしかありません。
歯周病って治るの?
現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。 大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです。
歯周病の恐ろしい点は、初期・中期には痛みをあまり感じることがなく症状がどんどん進むことです。
痛みや腫れの症状が出てくるのは末期になってからで、それまではほとんど自覚症状ありません。
これがこの病気の最大の特徴で、また一番恐いところです。
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