誤嚥性肺炎と口腔ケア
こんにちは。
少し期間が空いてしまいましたが、その間に季節は少しずつ秋らしくなってきました。
秋と言えば、食欲の秋!!
おいしいものを食べるためには歯は勿論のこと、口腔環境もとても重要になってきます。
通院での歯のクリーニングは勿論のこと、歯英会では通院が困難の方には訪問診療も行っています。
歯の治療や、ご自身で歯を磨けないという方へケアでお伺いすることが出来ますので、通院出来なくて困っているという方はぜひ一度ご検討下さい。
たかが口腔ケアだけのために歯医者、と思われる方も多いかもしれません。
ですが口腔内が汚れていると、細菌も増えて誤嚥性肺炎になるリスクがグッと上がります。
特に高齢の方は、体力の低下や飲み込む力の減少などの要因で誤嚥性肺炎になるリスクが高いと言われています。
その時に、誤嚥により入り込んだ細菌が繁殖することで起きる肺炎のことを誤嚥性肺炎と言います。
ですので、口腔環境が良好であると細菌も少くなくなり誤嚥性肺炎になるリスクは下がります。
また誤嚥は食事中だけに起こるものでもありません。
夜間に寝ている間に唾液が気道に入り、自覚症状のない「むせ」を何度も起こすうちに誤嚥性肺炎になってしまう場合もあります。
なので誤嚥性肺炎の予防として「食前食後の口腔ケア」と「誤嚥防止」が重要になってきます。
むせてしまっても細菌が少なければ誤嚥性肺炎になるリスクを下げることが出来、誤嚥防止にはお口の体操などが効果的です。
新松戸院内では8月に衛生士が「誤嚥性肺炎の予防とケア」のセミナーに参加しました。
また9月には新松戸・守谷の訪問の衛生士が嚥下学会に参加します。
ケアや口腔体操についてのお話も出来ますので、ご自身や、また家族でご高齢の方がいる人も、ぜひ一度口腔環境を見直してみて下さい。