歯科医療安全研修会
11月22日に新松戸と守谷のスタッフ合同で「歯科医院スタッフのための歯科医療安全研修会」を行い、講師には「日本大学松戸歯学部准教授 山口秀紀先生」にお越し頂きました。
前半は先生に頂いたレジュメとパワーポイントでの講義、後半は実際にAEDや人形を用いての実技を行い、盛り沢山の内容でとても勉強になりました。
●診療室における救急対応●
・血管迷走神経反射
・過換気発作・過換気症候群
・アナフィラキシー
・誤飲、誤嚥
●訪問歯科での患者リスク評価と情報収集●
・医科との連携大事
●診療室における救急救命処置●
・CPR/AED
これらの内容で、患者さんの立場でも知っておいて頂けるといざという時に良いと思ったものについて今回はお話したいと思います。
それはアナフィラキシー(アレルギー)についてです。
テレビなどでも良く聞くことのあるワードですが、歯科医療においてもアナフィラキシーを引き起こしてしまう物質がいくつもあります。
中でも、スタッフが必ず着用しているグローブ(手袋)は、ラテックス(ゴム)製の物があり、人によってはアナフィラキシーを引き起こす可能性があります。
もしグローブが触れた個所が痒い、腫れているなどの症状がありましたら、すぐにスタッフに伝えて下さい。
グローブにはラテックス以外にプラスチック製の物がありますので、すぐにそちらに変更します。
また歯科で処方される薬には、抗生物質や痛み止めなどがあります。
処方通りに飲んで頂くのですが、その際に飲んですぐに皮膚や消化器官(嘔吐や腹痛など)、呼吸器官に異変を感じた時は、すぐに内科を受診するようにして下さい。
これもまたアナフィラキシーの可能性が高いため、早めの処置が必要となります。
歯科を受診する際に、アレルギーをお持ちの方は出来るだけ問診票に記入をして頂けるよう宜しくお願い致します。